
最近世の中の情勢不安に合わせて株式市場は乱高下しています。
そんな乱高下する中でも長期で投資するために高配当株への注目が高まっていると思います。

高配当株投資をはじめてみたいけど、
どうやって調べていいかわからない方や、
思わぬ落とし穴にはまりたくない方はぜひご覧ください。
高配当株とは?
配当金について

まず配当金について少しだけ説明します。
配当金とは・・・株式を発行した会社が株主に対して利益の一部を還元するものです。株主の中にはこの配当金を目的に投資を行う人もいます株式を保有しているだけで権利が発生します。
配当金の入金・・・配当金はすべての企業が還元するわけではありません。企業業績が悪く配当を実施しない会社もあります。反対に業績は好調だが、さらなる成長のために自社へ再投資するため、配当を実施しない企業もあります。
入金タイミング・・・入金のタイミングも企業によって異なります。日本の企業では半期に1回決算と中間決算に合わせて配当の権利を付与する企業が多いです。権利確定後2か月から3か月で配当金は入金されます。
高配当株の定義
株式平均利回り(2022年2月)日本の株式市場を運営しているJPX(日本取引所グループ)の調べによると、
日本株の平均利回りは1.87%となっています。そこから配当を実施する企業のみ抽出する平均利回りは2.02%となっています。
出典: 日本取引所グループ 株式平均利回り(2022年2月)
この平均利回りを超えた配当を実施している企業は高配当株と呼ばれることが多いです。
どうやって調べる
高配当株の調べ方 スクリーニング


高配当株を探すにはYahooファイナンスアプリを利用するのが良いでしょう。

Yahooファイナンスアプリの高配当スクリーニングという機能を利用して簡単に高配当株を探すことができます。

スクリーニングで設定したい項目

スクリーニングでは下記の様な項目を設定すると良いでしょう。
- PER(株価収益率)・・・割安性の指標
- PBR(株価純資産倍率)・・・割安性の指標
- 配当利回り・・・割安性の指標
- 最低購入代金・・・購入できる銘柄の選定
- 株主優待・・・株主優待も合わせた利回りの計算に使用する
購入前に気を付けること

高配当株を選定する際に気を付けなければいけないこともあります。
高配当株を選定するときに気になるのが配当利回りです。
配当利回りの高さだけを目的に選定をすると思わぬ落とし穴にはまることもあります。

この計算式に株価が入っているところに注目しましょう!
現在の株価というものは、直近の決算が悪く株価が押し下げられていることがあります。

こういった場合、配当金額が変わらなければ配当利回りだけで見ると良く見えてしまいます。
高配当株を購入する前に配当予想額と直近の株価へ反映されている業績はしっかり見ておきましょう

今回は高配当株について紹介しましたが、数字のマジックにとらわれず良い銘柄をさがしたいですね!

今後も株式投資について書いていきますのでよろしくお願いします!